kiitemita1

 

 

 

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19歳

 

・なぜフォルケホイスコーレに来ることに決めたの?

デンマークでは、ギャップイヤーを取るのが一般的で、高校を卒業した後、将来何をしたいかがわからなかったので、私もギャップイヤーを取ることに決めた。最初はスペインにあるデンマークの会社で仕事をしてみたり、ヨーロッパを旅行したりしたけれど、それでも自分がやりたいことを見つけることができなかった。その時、母親と姉に、フォルケホイスコーレに行くことを勧められた。母も姉もフォルケホイスコーレに滞在していた経験があり、どちらも貴重な経験をしたと言っていた。なので、大学に行く前に、様々なことを経験し、学び、新しい興味を発見するためにここに来ることに決めた。

 

・どこがフォルケホイスコーレの一番魅力的なところだと思う?

色々な人々と一緒に学校に滞在できること。特に海外からきた人たちと。

 

・フォルケホイスコーレの滞在を終えたら、何をしたい?

大学に行きたい。

 

 ・デンマークが“幸せな国”と呼ばれた時、どう感じる?

幸福は測ることのできないものだけれど、スカンジナビアの国々が幸福度の高い国だと言われるのは、ある意味理解できる。

なぜかというと、私たちは、ヘルスケアや教育、福祉の面で保証されているし、国を信じることができる。国から助けを得ることができる。また、ある程度稼いでいる人たち(ミドルクラス)の人々の割合がとても高くて、ほとんどの人々が普通の暮らしをして食べていける。

 

デンマークに住んでいて幸せ?

幸せ。英語の本が好きなので、イギリスなどの英語が母国語の国に魅力を感じるし、住んでみたいけれど、概して、デンマークに住めて幸せ。たまにつまらないときもあるけどね。なぜかというと、例えば、どうやって大学に行ったらいいかなど、将来のことを心配する必要がないから。

 

デンマークが抱えている一番大きな問題は?

大きな問題…。すぐには思いつかないな。

中国で勉強をしているデンマークの学生を追うノンフィクションの動画をみたことがある。その学生は、学校で、数学や英語、その他の教科のテストを受けたけれど、中国の学生に優るのは英語しかなかった。そのことはちょっとした問題になるのかな。でも学校が厳しすぎて、全ての学生が勉強だけに集中して、自由な時間がないのも問題だよね。バランスが大事だと思う。

 

 ・落ち込んで何もできなかったような経験ある?何が原因だった?

ないかなあ。

 

・ヒュッゲとは?

ヒュッゲはたくさんのことを意味していて、翻訳するのは難しいな。

英語だったら、“cozy”(居心地の良い)や “calm”(穏やかな)に翻訳できるかもしれない。友達と話したり、映画を見たり、本を読んだりしたら、それはヒュッゲと呼べる。ポジティブで、かつ激しくないことは(例えばバンジージャンプはヒュッゲじゃないね)全てヒュッゲになり得るよ。

 

・今までに何かに大きな努力を注いで、何かを乗り越えたような経験はある?

初めて読んだドイツ語の本(?)

小学生、中学生の時、私にとって難しいことがたくさんあった。例えば、英語や数学とか。優秀な学生でもなかったし。でも高校に入って、すごく良い成績を取ることができて、高校を卒業するのはそこまで大変じゃなかった。その成績のおかげで大学の選択肢も広がった。どのくらいの時間を勉強に注いだかははっきりと覚えてないけれど、いつも勉強について考えてはいたのかな。

 

 ・日本についてどう思う?どんなイメージを持っている?

大きい都市。高層ビルに忙しそうな人々。

日本のサブカルチャーについて聞いたことがある。日本人は、デンマーク人に比べて服やものに色を多く使っているような気がする。人々はすごく礼儀正しくて、努力家だよね。食べ物のことについて言うと、寿司がすごく美味しい。

 

・あなたにとって幸せの定義とは?

幸せは、いつも幸せに感じているということではないと思う。

誰もいつも幸せではいられないよね。

私にとっては、友達や家族がいて、自由で、それと同時に安心できること。