kiitemita3

 

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20歳

 

・なぜフォルケホイスコーレに来ることに決めたの?

去年もギャップイヤーを取っていたので、2年目のギャップイヤーになる。去年は働いてみたけれど満足できず、ギャップイヤーを取っている間に、何か自分に投資したいと思った。友達たちの中には、ギャップイヤーを取って、世界中を旅行している人などもいたけれど、自分はフォルケホイスコーレで新しい人々に会って、新しいことを学んでみたかったので、来ることに決めた。

 

・どこがフォルケホイスコーレの一番魅力的なところだと思う?

新しい人に会って、一緒に滞在して、自分を形成するための新しい物事を始めることができること。

 

・フォルケホイスコーレでの滞在を終えたら、何をしたい?

大学に行って、人類学を勉強したい。

 

デンマークが幸せな国と呼ばれたとき、どう感じる?

デンマークに住めてよかった、感謝しないとと思う。

この環境の中に住むことに慣れているから、幸せな国だと聞いたときに本当にそうかなあと思うこともあるけれど、海外からきた人々に、その国の状況を聞いたりすると、この環境の中に暮らしていることに感謝しなければと感じる。

 

デンマークに住んでいて幸せ?

幸せ。

福祉システムが充実しているおかげで、たくさんのことに挑戦できる環境があって、良い国だと思う。社会も、あらゆる意見に対してとてもオープンだと思う。全員がこの国のメンバーなのだから、どんな意見があったって良いのだという寛容な環境があると感じる。デンマークは小さい国だし、世界で一番美しい国だとは思わないけれど、この国に住めて幸せ。

 

・落ち込んで、何もできなかったような経験ある?何が原因だった?

ある。

色々なことが重なって起きたのだけど、高校生の最後の年、学校に行くことにすごくストレスを感じていた。それと同時期に、妹が拒食症になって、それが原因で、私の家族は、普通の生活を送ることが難しくなった。高校を卒業した後、周りの友達たちは、みんなギャップイヤーを取って仕事を見つけたりしていたけど、私は家族のことや学校のことで落ち込んでいたので、やる気が出ず、仕事を見つけることができなかった。その状況にさらに落ち込んでしまった。

 

・ヒュッゲとは?

私にとってのヒュッゲは、好きな人やものに囲まれて、幸せで、快適だと感じられること。何も心配せずに、心地よいと感じる時間を過ごせたら、それはヒュッゲだと思う。

 

・今までに何かに大きな努力を注いで、困難を乗り越えたような経験はある?

私は決断をするのが苦手で、いつも何かを決めなくてはいけない時、後悔するかもしれないという心配がつきまとう。いつも、これから何をするか、何がしたいのか、私は何者なのかを自分に問いかけている。これが自分にとっての困難かもしれない。

 

・日本についてどう思う?どんなイメージを持っている?

カラフル、穏やか、素晴らしくて興味深い文化

カラフルというのは、日本をイメージするときに、夜の東京のネオンや、桜、寿司などが浮かび上がってくるから。日本人は賢いというイメージもある。自分たちの文化や歴史、自分たちのアイデンティティーをよく理解していそう。日本人の友達に実際に出会うまで、日本人は少しシャイで物静かなのかと思っていたけど、間違っていた。食べてみたい日本食がたくさんある。

 

・あなたにとって、幸せの定義とは?

欲しいものはないという満たされた気持ちとともに、愛する人々と一緒に過ごして快適だと感じること。